テスターとは?
テスターは、直流電圧、交流電圧、抵抗値、直流電流などを測定するための計器です。主な機能として、「電圧測定」と「導通検査」があります。電圧測定はコンセントの電圧を確認する際に使用し、導通検査は断線しているかどうかを確認する際に役立ちます。
テスターの種類
テスターには主に2つの種類があります。
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デジタルテスター:
- デジタル表示で数値を読み取りやすい。
- 高機能なものは周波数や電流測定機能も備えている。
- 一般的には「デジタルマルチメーター(DMM)」と呼ばれることもあります。
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アナログテスター:
- 針(メーター)が動くので手応えがあり、認識しやすい。
- 目盛を見て値を読み取る必要があるため、慣れるまで時間がかかることもあります。
テスターの使い方
デジタルテスターの使用方法
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始業点検
- リード棒(テストピン)が断線していないか確認します。
- ファンクションスイッチを「Ω」の抵抗測定レンジに合わせます。
- 赤と黒のリード棒をショートさせ、表示が0.00~0.004になっていることを確認します。
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交流電圧測定:
- ファンクションスイッチを「V~」の交流電圧測定レンジに合わせます。
- リード棒をコンセントに差し込み、表示された測定値を読み取ります。
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直流電圧測定:
- ファンクションスイッチを「V_」の直流電圧測定レンジに合わせます。
- 赤色のリード棒を電池の+側に、黒色のリード棒を電池の-側に接続し、測定値を読み取ります。
アナログテスターの使い方
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始業点検:
- リード棒が断線していないか確認します。
- ファンクションスイッチを適切なレンジに合わせます。
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0Ω調整:
- アナログテスターの場合、0Ω調整が必要です。
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交流電圧測定:
- リード棒をコンセントに差し込み、表示された値を読み取ります。
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直流電圧測定:
- 赤色のリード棒を電池の+側に、黒色のリード棒を電池の-側に接続し、測定値を読み取ります。
これでテスターの使い方が理解できるはずです。正しい操作方法を知ることで、テスターを安全に活用できます。